お子さんが始めた習い事、続けるべきか、やめるべきか悩むことはありませんか?親としては子どもの成長を願うからこそ、判断が難しいものです。

私は3人の子どもの子育てをしながら、これまで様々な習い事の終わりを経験してきました。
今回は、そんな私が我が家の例を挙げながら習い事を続けるかやめるか迷ったときに考えるべき重要なポイントを解説したいと思います。
少しでも皆さんの考えるヒントになれば幸いです。
子どもの気持ちを確認する
まずは、お子さん自身がその習い事についてどう感じているのかを確認しましょう。
確認をすることで、判断材料を集めるのです。
- 楽しんでいるか:習い事に行くことを楽しみにしているかどうか。
- ストレスを感じていないか:過度なプレッシャーになっていないか。
- 目標があるか:何か達成したいことがあるか。
子どもが「やめたい」

子どもが「やめたい」と言った場合も、単なる一時的な気分なのか、根本的な理由があるのかを見極めることが大切です。
そんな時には以下のような対応をすることで、子どもも真剣に習い事に向き合い、考えようとするでしょう。
- しっかり理由を聞く:子どもと気持ちを共有しましょう。
- やめずに済む方法を考える:一緒に解決方法を考えてみる。
- 無理はさせない:最後は子どもの気持ちを尊重してあげましょう。
我が家の場合〜習い事がつらい〜
息子:5歳から通い始めた英会話スクール。10歳で「もうやめたい」と言われました。
理由を聞くと「ついていけない、つらい」とのこと。その後、勉強方法についてスクールの先生に相談をして指導を受けました。しかし、しばらくたっても状況や子どもの気持ちも変わらず退会に至りました。
退会後、英語の授業が本格化する中学生になった息子のお話も紹介します。最後までお付き合いください。
習い事を始めた目的を再確認する

習い事を始めたときの目的や経緯を振り返りましょう。
- スキルの習得:具体的に身につけさせたい能力だった。
- 社会性の向上:集団行動やコミュニケーション能力を養いたい。
- 将来のため:将来に役立つ経験を積ませたい。
- 子どもの興味・関心:子どもの好奇心を育むきっかけづくりをしたい。
様々な目的や経緯があるなかで、その目的が達成できているか、また子どもの楽しみのために始めたのに親が求めすぎてはいないか、など再確認することで習い事のゴール(終わり)をイメージしやすくなりますね。
家庭の負担を見直す
習い事が家計や時間に与える影響も重要です。
- 経済的負担:月謝や教材費などが家計を圧迫していないか。
- 送迎の負担:送り迎えが負担になっていないか。
- 時間のバランス:習い事により他の家庭生活に支障が出ていないか。
それぞれの家庭で兄弟の人数や親の仕事など状況は異なりますよね。家族全体の生活リズムに無理が生じていないかを確認しましょう。
親から「やめようか」
様々な検討をした上で、親から退会を勧める場合もあると思います。やる気あるのかな?お金の無駄かな?将来のためになっているのかな?

ここでは私から子どもに提案した事例をご紹介します。
我が家の場合〜やめてもいいんじゃない?〜
娘:小1から小4まで続けたスイミングスクール。私から「もういいんじゃない?」と伝えました。
以下の項目がそのような考えに至った経緯です。
- スクール内で一番上の級へ進級した:一番上の級はタイム重視。一通り泳げるようになったら子どもも満足ではないか。
- 子どもが他の習い事に興味を持っていた:他の習い事を始めるには金銭的にきつい…。
- 様々な経験をして欲しい:幅広い経験をして欲しいので、一つのことにこだわらなくてもいい。
- 子どもの様子:すべての泳ぎ方がマスターできたので達成感はあった。
上記のことから、親も子どもも納得した上で退会を決めました。
ちなみに金銭面の話を子どもにするか、迷う人もいるかもしれません。

私は小学校の高学年にもなれば、何事もお金がかかることは理解できる年齢だと思い、いくつも習い事はできないよと伝えました。
習い事の未来への影響を考える
習い事が将来的にどのような影響を与えるかを考えましょう。
- 継続のメリット:継続することで将来に役立つスキルが身につくか。
- 中断のリスク:途中でやめることで自信喪失や後悔につながらないか。
今は残念ながら楽しむことだけが習い事の目的ではないですよね。学びを求めて始める家庭も多いでしょう。
無理に続けさせる必要はありませんが、将来の可能性を見据えて判断することも重要だと思います。
我が家の場合〜英会話をやめて5年後〜
息子:5~10歳まで続けた英会話スクールを自らの申し出で退会。
約5年間続けた英会話スクールは子ども自らやめたいと言うほどの『本気英会話スクール』でした。親も毎週宿題や覚えなければいけないことに必死💦
その後…英語の勉強が本格化してくる中学校。入学後わが子は、全く勉強しなくても英語のみ高得点で親もびっくりするほどでした。泣きながら一緒に勉強したかいがありました。

しかしそれも中盤まで、あっという間に点数は下降…。本人も笑いながら「続けてればなぁ」と言っていました。それでも幼い時期に5年続けたことでリスニングの力はついていたようで、ライティングよりもリスニングの方がわかると言っていました。
決して退会したことを私も子どもも後悔したわけではありません。それはしっかり話し合ったからです。
しっかり検討しなければ、子どもも笑えず、後悔していたことでしょう。
まとめ
子どもの習い事を続けるかやめるか迷ったときは以下のことを考えた上で、検討しましょう。
- 子どもの気持ちを確認する
- 習い事を始めた目的を再確認
- 家庭の負担を見直す
- 習い事の未来への影響を考える

大切なのは、子どもが前向きに成長できる環境を整えることだと思っています。親子でしっかり話し合い、最適な道を一緒に見つけていきましょうね。
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