保育士資格を取るには?試験内容と受験前の2つの検討事項

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「子育てが一段落した今、何か新しいことに挑戦してみたい」「これまでの経験を活かせる仕事がしたい」そんな思いを抱えている人に、私は保育士資格の取得をおすすめします。子どもたちと関わりながら成長を支えるこの仕事は、家庭で培ったスキルを存分に発揮できるだけでなく、やりがいや社会とのつながりを感じられる職業です。

私は一般企業に勤めたのち、30代未経験で3人の子どもの子育てをしながら、独学で保育士資格を取得しました。保育士以外にも食生活アドバイザー(当時:子0歳)、ファイナンシャルプランナー3級(当時:子3歳)など様々な資格を取得しています。どれも子育てをしながら取得しました。

このブログでは、保育士資格に興味をもったら、次にするべきこと『保育士試験ってどんな試験?』『受験前の準備』についてお伝えします。

まだ「本当にできるかな」と迷っている人も、きっと前向きな一歩を踏み出せるはずです。ぜひご覧ください。

保育士試験の概要

保育士試験は学科試験、実技試験の2つに合格することが必要です。

試験のポイント

以下は最初に確認しておきたいポイントですね。

※詳細は『全国保育士養成協議会』にて確認してください。

年2回試験があるのはありがたいですよね。

しかも保育士資格で覚えておきたいのは、筆記試験の合格科目が次回の試験でも有効な点です。
※有効は合格した年を含め3年間(勤務経験などで延長あり。詳しくは『全国保育士養成協議会』

私は1回目(10月)の試験で、『教育原理』『社会的養護』が合格点に届きませんでした。
2回目(次年度の4月)の筆記試験で『教育原理』『社会的養護』のみを受験し、筆記試験をクリアしました。
その後6月に実技試験を受け、『合格!』となりました。

筆記試験

では筆記試験の内容を見ていきましょう。

筆記試験は以下の9科目があります。

合格基準はそれぞれ6割の得点を取ることですが、ポイントなのが『教育原理』と『社会的養護』がセットだという点。

教育原理は合格点に達したものの、社会的養護の点数が足りなかった場合、『教育原理』『社会的養護』どちらも不合格となります。

各科目の内容は子育てをしている私にとって興味深いものが多かったです。しかしこれは試験なので、試験用の勉強をしなくてはいけません…。

実技試験

筆記試験が合格すると実技試験が受験可能です。

実技試験は以下の3科目から2つ選択をします。

私は人前でピアノを弾くことが苦手なので、02造形に関する技術03言語に関する技術を選びました。

具体的に、造形は当日発表された課題の絵を描きます。言語は事前に発表されている3つのお話から1つの話を選び、身振り手振りで素話をします。

しかし令和7年度からは事前に発表されたテーマの中から当日指定されることに。事前にすべてのお話を練習しておく必要があるようです。

私が受験した年は、砂場で遊ぶ保育士と園児の絵を書きました。また『3匹のこぶた』の素話をしました。

合格基準

私は今まで数多くの資格試験を受けてきましたが、基準に対して厳しい印象はありませんでした。

しかし、保育系の学校も出ていない未経験者からすると筆記試験の内容は難しかったです。ギリギリの点数で合格した科目が多かったです…。

受験前の検討事項

まずは試験の概要などを確認したあとは、受験へ向け、スケジュールと勉強方法を考える必要があります。

スケジュール

スケジュールを考えることは大切です。これはゴールを決めることです。

もし転職や就職を検討しているのであれば、合格時期も重要になります。

私は前期試験(実技6月)ですべて合格したので、その後合格通知が来て、保育士登録を行い、登録証が手元に届いたのは10月の中旬でした。なので保育園で保育士として働くことができたのは11月からでした。

もちろん一発合格を目指してスケジュールを組むべきですが、転職などが関わってくる場合は免許登録期間も見ておくといいでしょう。免許証の登録期間はおおよそ2か月と言われていますが不備があればもっとかかりますので、余裕をもって考えておきましょう。

※登録の詳しい情報は『登録事務処理センター』HPを確認してください。

勉強法

勉強法には独学通信講座などがあります。

私は独学でした。筆記試験用テキスト2冊、問題集1冊、実技試験用テキスト1冊。約8,000円

通信講座会社、保育士講座だと64,000円

意志が固く、自己管理できる人は独学でも受かります。

資格取得の目的がまだ曖昧、学生時代も定期テストの勉強スケジュールを立てるのが苦手だったという人は通信講座がおススメです。

逆に言うと独学で受かりたい人は試験合格への目標や理由をしっかり考えるべきです。

私は1回目の筆記試験受験の際にはすでに、当時の職場に退職をする旨を伝えていました。
2回目の筆記試験を受けている時は、保育園で調理のパートをしていました。
自分の状況として保育士資格を取得し、早く正職員として働くしかない!という状況に追い込みました。

試験を受けないで保育士資格を取る方法

少し触れておきますが、そもそも保育士資格を取得するには試験を受ける以外にも方法があります。

それは養成校を卒業することです。

主婦にとってあまり現実的ではないですよね…。

養成校について紹介しているので気になる人は参考にして下さい↓↓

過去記事:『30代未経験から保育士へ!資格取得と就職までにやるべき3つのこと』

最後に:試験合格の心構え

資格を取得したい理由は?
→保育に興味がある、就職したい、人の役に立ちたい

取得したら何をしたい?
→保育園に勤めたい、収入を得たい、子育て家庭の相談にのりたい

取得することでどんな自分を目指す?
→子どもについてのプロになり多方面で活躍する自分に、安定した収入で自立した自分に、地域で子育て家庭のための新サービスの提案を!

上記のように具体的にイメージすることが大切です。

そのためには保育士の魅力を再確認することも必要ですね↓↓
過去記事:『保育士資格取得の魅力と取得するべき4つの理由』

『絶対に合格するんだ』という意志を固めるのです。

保育士資格の取得には努力が必要ですが、その先には大きなやりがいと可能性が広がっています。一緒に夢に向かって頑張りましょう!

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